「元気?」と聞かれて、答えられなかったあの頃

ポジティブな言葉たち

今日のポジティブワードは、「元気」。

でも実を言うと、僕がいちばん苦手だった言葉かもしれません。

「元気?」
そう聞かれたとき、返事に困った自分がいました。

元気じゃないのに「うん、元気だよ」と答えるのがつらくて。
でも本当のことを言ったら、相手に気を使わせる気がして。
笑ってごまかして、その場を早くやり過ごそうとしていました。

元気=明るく振る舞うことじゃない

僕たちはいつの間にか、
「元気」=「にぎやか」「ポジティブ」「パワフル」みたいなイメージに
縛られてしまっている気がします。

だけど、今思えば、
本当の「元気」って、そんなに派手なものじゃない。

たとえば、朝ちゃんと起きられたこと。
ごはんを食べられたこと。
誰かの優しさに「ありがとう」と思えたこと。

そういう静かな営みの中にも、ちゃんと「元気」はあった。

心が疲れていたとき、「元気」は遠い言葉だった

落ち込んでいた時期、
「元気な人たち」=「自分とは違う世界の人たち」だと思っていました。

なんでもうまくやれて、
人付き合いも楽しそうで、
きっと心も安定していて。

そんなふうに見えて、
「自分はそっち側にはいけないな」と感じてた。

でも、少しずつポジティブな言葉を書き続けていくうちに、
ほんの小さな“元気の芽”みたいなものが自分の中にあると気づけた。

それは「元気になる」っていうより、
「元気が戻ってくる」ような感覚でした。

「元気でいよう」と思わなくてもいい

元気がない日があるのは当たり前

毎日元気でいようとすると、それだけでプレッシャーになる。

大事なのは、「今日は元気じゃないな」と思えた自分を
否定しないことだと思います。

むしろ、それをちゃんと感じ取れてるってこと自体が、
もう“回復のはじまり”なのかもしれない。

「元気」って、じわじわ戻ってくるもの

無理に元気を出さなくていい。

少しだけ深呼吸してみたり、
お茶を飲んでほっとしたり、
お気に入りの服を着て出かけてみたり。

そういう「ちょっとだけ心がゆるむ時間」が、
ゆっくり、じんわり、元気を運んできてくれる。

まとめ:今日のあなたに「元気」を届けたい

もし今、「元気ですか?」と聞かれたら、
無理して「はい」と答えなくていいと思います。

その代わりに、自分にそっと聞いてあげてください。
「今日は、ちょっとは動けたかな?」
「ちゃんと生きてるな」って。

それが、あなたなりの“元気”の形です。

今日も読んでくれて、ありがとう。
あなたの元気が、あたたかく戻ってきますように。

このブログを書いている人

心が壊れそうになった10年前。
そのとき、僕を支えてくれたのは、たったひとつのノートでした。

ポジティブな言葉を、意味も考えず、ただひたすら書き続けたノート。
いつかどこかで、同じように苦しんでいる誰かがその言葉に出会えたらと思って、
今、こうしてこのブログを綴っています。

心が疲れたとき、
ほんの少しでも呼吸がしやすくなるような。
そんな言葉をひとつでも届けられたら、うれしいです。