今日は、僕のノートに書いていた言葉の中から、「嬉しい」という感情について、少し深く掘り下げてみようと思います。
「嬉しい」って、どんな瞬間に感じるものなんだろう。
誰かに褒められたとき。
欲しかったものが手に入ったとき。
友達から思いがけず連絡が来たとき。
電車の中で親切な人を見かけたとき。
何気ない日常のなかに、ふっと湧いてくるこの感情。
でも、心に余裕がないときには、そんな「嬉しさ」すらスルーしてしまう。
実はこの「嬉しい」という気持ちって、
生きていくうえで、とても大切なエネルギーなんじゃないかと思っています。
嬉しいと思える瞬間たち
小さな偶然が重なったとき
たとえば、コンビニでラスト1個のおにぎりが自分の好きな味だったとき。
目的地に向かって歩いていたら、信号が全部タイミングよく青だったとき。
誰かにとってはどうでもいいようなことかもしれないけど、
そういう小さな偶然が重なると、不思議と心が軽くなって「なんか嬉しいな」って感じる。
言葉が心に届いたとき
「ありがとう」「助かったよ」「いてくれてよかった」
たった一言でも、人の言葉には人の心を動かす力がある。
うまくいかない日でも、その一言だけで救われたような気持ちになることがある。
自然に触れたとき
朝の光が差し込む部屋。
風がそよいで木の葉が揺れている音。
目の前の空が、夕焼けでゆっくりと染まっていく様子。
自然って、何もしていないのに、こちらの心をゆっくりほどいてくれる。
そんな時間にふと「嬉しいな」と感じられるとき、
僕は「自分の心が生きてる」って実感できる。
「嬉しい」に気づけなかった頃
今だからこそ言えるけど、昔の僕は、
「嬉しい」という感情を感じる余白すらなかった。
気持ちが沈みすぎていて、
目の前にある小さな優しさや出来事にも気づけなかった。
だけど、あのノートに「嬉しい」という言葉を何度も書いていくうちに、
少しずつ、その感情がどんなものだったかを思い出していった。
最初は思い出すだけ。
それがいつの間にか、「今日、少しだけ嬉しかったかも」と思えるようになった。
嬉しいを見つけるためのヒント
「探そう」と意識すること
「嬉しいことなんてないよ」と思っているときほど、
自分の中のアンテナが「嫌なこと」ばかりを拾ってしまう。
でも逆に、「今日、何が嬉しかったかな?」と意識してみると、
ほんのささいなことにも気づけるようになる。
記録してみること
嬉しかったことを、一言でもいいから書き留めてみる。
「お茶が美味しかった」
「猫がかわいかった」
「道で親切にされた」
書くことで、嬉しい気持ちがもう一度よみがえってきたり、
「自分の人生、捨てたもんじゃないかも」って思えたりする。
人の嬉しいを一緒に感じてみる
誰かが喜んでいるのを見るだけで、
「嬉しい」って伝染することもある。
一緒に喜ぶ。
共感する。
そういう感性が、自分の「嬉しいセンサー」を育ててくれる。
まとめ:今日の「嬉しい」を見つけてみよう
どんなに小さなことでも構わない。
今日の中からひとつ、「嬉しかったこと」を思い出してみてください。
もし思い出せなかったら、明日、それを探してみてください。
「嬉しい」を見つけられることは、
それだけであなたがちゃんと「生きてる」証拠だと思います。
今日も読んでくれて、ありがとう。
あなたにとっての「嬉しい」が、少しでも増えますように。
このブログを書いている人
心が壊れそうになった10年前。
そのとき、僕を支えてくれたのは、たったひとつのノートでした。
ポジティブな言葉を、意味も考えず、ただひたすら書き続けたノート。
いつかどこかで、同じように苦しんでいる誰かがその言葉に出会えたらと思って、
今、こうしてこのブログを綴っています。
心が疲れたとき、
ほんの少しでも呼吸がしやすくなるような。
そんな言葉をひとつでも届けられたら、うれしいです。